イタリアを知ろう　withリモネン料理長 #3 トスカーナ 州　①〜地理編〜

第３回はイタリア半島の中西部に位置するトスカーナ州のご紹介です。

どんなとこなの？

州都：フィレンツェ

面積：22,990㎢

人口：3,749,813人

人口密度：163人/㎢

西側はティレニア海、北と東はアペニン山脈に囲まれている。平野部は少なく、大部分が丘陵、山岳部で占められている。州都のフィレンツェはルネッサンス発祥の地であり多くの歴史的な建造物と芸術品が集まり、街全体が「屋根のない美術館」とも言われ、世界中から多くの観光客が集まる。

ルネサンス・・・14〜16世紀にヨーロッパで起こった大規模な文化運動。日本語では”文芸復興”とも訳される。

観光名所は？

・フィレンツェ歴史地区

フィレンツェの中心部にあり、ユネスコの歴史的文化遺産に登録されている。写真の中央にある大きな建物はルネサンス建築を代表する「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」であり、フィレンツェのシンボルにもなっている。

・ピサのドゥオモ広場

トスカーナ州の都市、ピサにあり世界遺産に認定されている。写真の左から①”カンポサント”と呼ばれる「墓所」　②ロマネスク様式で建てられた白大理石の「洗礼堂」③トスカーナ地方の聖堂の建築のモデルにもなった「大聖堂」④大聖堂に付随して建てられた”ピサの斜塔”で有名な「鐘楼」　の4大建築が存在し、「奇跡の広場」とも呼ばれている。

・シエナ大聖堂

トスカーナ州中部の都市、シエナにあるキリスト教、カトリック教の教会堂。12世紀から建設が始まり、イタリアで最も美しいファサードを持つとも言われている。多くの芸術家によって施された内部の装飾も美しく、白と黒のストライプの壁、56の宗教場面が描かれた床、数々の芸術作品で溢れている。

ファサード・・・建物を正面から見た時の外観。